(1)ウェーブレットの応用

近年、ウェーブレット解析は流体工学、数値計算、画像解析、音楽・音響信号処理、制御システム、生体現象、医学、計測、文学、心理学等々の分野へ広汎に応用する研究がなされている。今後、ウェーブレットは、フーリエ変換と同様に、解析・可視化技術の汎用ツールとして期待できる。


(2)知的可視化情報処理

周知のように、何らかの物理パラメータを基準軸として可視化された映像は必ず離散化量 である。例えば、デジタルビデオで撮影された映像は、時間軸に沿ってフレームと呼ばれる一連の離散化量である。

知的可視化情報処理技術のキーアイデアは、このような物理パラメータに沿って可視化された映像情報を古典物理の集大成であるヘルムホルツ方程式で連続系へ変換することである。すなわち、フレーム間の変化量を司るパラメータをヘルムホルツ方程式から導かれる状態遷移行列の要素として抽出する。その結果、物理系の性質、例えば線形か非線形か等の規則性を見出し、究極は因果関係を解明し、法則を生成することが目的である。

知的可視化情報処理の応用とは、画像情報の中から物理現象の本質を抽出し、また、可視化情報から新しい学術分野の創造が期待できる。

ウェーブレットの応用研究は欧米では比較的盛んである。しかし、知的可視化情報処理の応用研究は国内外を問わず比較的少ない。このことから、可視化情報学会がWSV応用研究会を発足し、21世紀に向けて新しい学術・技術の創造に貢献することは有意義である。
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(1)年に4回程度の研究会や討論会を開催し情報交換を行う。
(2)国際と国内の学会でオーガナイズドセッション、ワークショップ、講習会等を開催する。
(3)ハンドブック的なテキストや教育用ソフト等の編集も目指す。
 主査:李鹿輝 (山形大学)
新井康平 (佐賀大学)
飯田明由 (工学院大学)
加藤千恵子(大分県立芸術文化短期大学)
木村元昭 (日本大学)
齋藤兆古 (法政大学)
武居昌宏 (日本大学)
田中伸厚 (茨城大学)
田畑隆英 (鹿児島工業高等専門学校)
辻拓也 (大阪大学)
土井達也 (足利工大)
堀井清之 (白百合女子大学)
松山佐和 (法政大学)
宮本仁志 (神戸大学)
山岸真幸 (長岡工業高等専門学校)
Iliana MARINOVA (Technical University of Sofia, Bulgaria)
Yu ZHOU (The Hong Kong Polytechnic University, Hong Kong)
幹事:武居昌宏(日本大学)

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